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伊豆的舞女(中日对照) 作者:川端康成 完结-第章

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たれたように生き生きと踊り始めた。彼らを送り出して来た婆さんに聞いた。 

「あの芸人は今夜どこで泊まるんでしょう。」 

「あんな者、どこで泊まるやらわかるものでございますか、旦那様。お客があればあり
次第、どこにだって泊まるんでございますよ。今夜の宿のあてなんぞございますものか。」 

はなはだしい軽べつを含んだ婆さんの言葉が、それならば、踊子を今夜は私の部屋に泊
まらせるのだ、と思ったほど私をあおり立てた。 

雨足が細くなって、峰が明るんで来た。もう十分も待てばきれいに晴れ上がると、しき 

3



朝下望去,美丽的山谷深不见底。我的皮肤上起了一层鸡皮疙瘩,牙齿格格打颤,浑身发抖。
我对送茶进来的老大娘说了一声:“真冷啊!”“啊呀,少爷浑身都湿透啦。到这儿来烤烤火吧,
来,把衣服烤烤干。”说着,她拉起我的手,把我领到自己的居室。 

那个房间装着地炉,一打开拉门便有股强烈的热气扑面而来。我站在门槛边踌躇了。一
位像溺死的人那样浑身青肿的老大爷盘腿坐在炉边。他倦怠地朝我这边望望,那双眼睛像是
烂了似的,连瞳孔都呈现黄色。在他的身边,旧信和纸袋堆积如山,简直可以说他是被埋在
这些废纸里的。我木然呆立着,望着这个山中怪物,实在无法想象他还是个活人。 

“让您瞧见这副模样不过,他是我的老伴儿,您别担心。他样子难看,但是已经不
能动弹了,请您忍耐一下吧。” 

老大娘这样打了个招呼。据她说,老大爷患中风多年,最终全身不遂。这成堆的纸便是
寄自各地有关治疗中风的信件,以及从各地购来的药品的纸袋。老大爷向全国各地打听中风
的疗法,求购成药,不管是从路过山岭的旅人那里听来的,还是在报纸广告上看到的,他从
不曾漏过。这些信和纸袋,他一件也不扔掉,都堆放在身边,望着它们过日子。年复一年,
这些破旧的废纸就堆积如山了。 

听了老大娘的话,我无话可说,便把身子俯在地炉上。越过山岭的汽车震动着房子。我
心想,秋天就这么冷,不久山岭将被大雪覆盖,为什么这位老大爷不下山去呢?从我的衣服
上升腾起一股水蒸气,炉火旺得使我头晕脑胀的。老大娘出了店堂,和巡回女艺人闲聊起来。

“哟,上次带来的姑娘已经这么大了吗?变成漂亮姑娘了。你也很好啊。这么标致!姑
娘家长得可真快呀。” 

将近一小时之后,传来了巡回艺人准备动身的声响。我也坐不住了,但只是感到焦躁不
安,却没有勇气站起身来。我想,虽说她们习惯了旅途,但毕竟是女人的脚力,即使落后她
们一二公里,跑一段路也能追上;可是坐在火炉旁,我仍旧心烦意乱的。不过舞女她们不在
身旁,我的幻想反而像得到了解放似的,开始活跃起来。我向送走她们的老大娘问道: 

“那些艺人今天晚上住在什么地方呢?” 

“这种人嘛,谁知道住在什么地方?少爷。哪儿有客人,就住在哪儿呗。哪会有今天晚
上一定的住处啊?” 

老大娘的话语带着极其轻蔑的口吻,甚至煽起了我这样的念头:既然如此,今天晚上就
让舞女到我的房间里睡吧。 

雨脚变小了,山岭明亮起来。虽然老大娘一再挽留我,说再等十分钟,天就放晴了,可
是我怎么也坐不住了。 

4



りに引き止められたけれども、じっとすわっていられなかった。 
「爺さん、お大事になさいよ。寒くなりますからね。」と私は心から言って立ち上がった。

爺さんは黄色い眼を重そうに動かしてかすかにうなずいた。 
「旦那さま、旦那さま。」と叫びながら婆さんが追っかけて来た。 
「こんなにいただいてはもったいのうございます。申しわけございません。」 
そして私のカバンを抱きかかえて渡そうとせずに、いくら断わってもその辺まで送ると

言って承知しなかった。一町ばかりもちょこちょこついて来て、同じことを繰り返してい
た。 

「もったいのうごさいます。お粗末いたしました。お顔をよく覚えております。今度お
通りの時にお礼をいたします。この次もきっとお立ち寄り下さいまし。お忘れはいたしま
せん。」 

私は五十銭銀貨を一枚置いただけだったので、痛く驚いて涙がこぼれそうに感じている
のだったが、踊子に早く追いつきたいものだから、婆さんのよろよろした足取りが迷惑で
もあった。とうとう峠のトンネルまで来てしまった。 

「どうもありがとう。お爺さんが一人だから帰ってあげて下さい。」と私が言うと、婆さ
んはやっとのことでカバンを離した。 
暗いトンネルに入ると、冷たい雫がぽたぽた落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さ
く明るんでいた。 

第二章

トンネルの出口から白塗りのさくに片側を縫われた峠道が稲妻のように流れていた。こ
の模型のような展望の裾のほうに芸人たちの姿が見えた。六町と行かないうちに私は彼ら
の一行に追いついた。しかし急に歩眨颏妞毪幛毪长趣猡扦胜い韦恰⑺饯侠涞胜栅Δ
女たちを追い越してしまった。十間程先きに一人歩いていた男が私を見ると立ち止まった。

「お足が早いですね。――いい塩梅に晴れました。」 
私はほっとして男を並んで歩き始めた。男は次ぎ次ぎにいろんなことを私に聞いた。二
人が話し出したのを見て、うしろから女たちがばたばた走り寄って来た。 
男は大きい柳行李を背負っていた。四十女は小犬を抱いていた。上の娘が風呂敷包み、

中の娘が柳行李、それぞれ大きい荷物を持っていた。踊子は太鼓とそのわくを負うていた。 
四十女もぽつぽつ私に話しかけた。 
「高等学校の学生さんよ。」と、上の娘が踊子にささやいた。私が振り返ると笑いながら

言った。 
「そうでしょう。それくらいのことは知っています。島へ学生さんが来ますもの。」 
一行は大島の波浮の港の人たちだった。春に島を出てから旅を続けているのだが、寒く 

5



“老大爷,多多保重啊,天快冷了。”我由衷地说了一句,站起身来。老大爷费力地动了

动黄浊的眼睛,微微点了点头。 
“少爷!少爷!”老大娘喊着追了过来,“您给这么多,实在不敢当。真对不起啊。” 
她抱住我的书包,不肯交还给我。我再三推却,她也不答应,说要把我送到那边。她跟

在我身后,小跑着走了一百多米,嘴里念叨着同样的话: 
“实在抱歉啊,没有好好招待您。我会牢牢记住您的样子,下次您路过的时候再谢您。
下次一定要来呀,可别忘了。” 
我只是留下一个五角钱的银币,她却如此大惊小怪,感动得眼泪都快流出来了。可是我

一心想尽快赶上舞女,老大娘步履蹒跚,让我十分为难。终于来到了山岭的隧道口。 
“太感谢了。老大爷一个人在家,您请回吧。”听我这么说,老大娘才总算把书包递给我。
走进阴暗的隧道,冰凉的水滴嘀嘀嗒嗒地落下来。前方,通往南伊豆的出口微微闪着亮

光。 

第二章

从隧道出口处开始,山路的一侧围上了刷成白色的栅栏,像一道闪电似的向远方伸延着。
极目远眺,在模型一般的山麓上可以望见艺人们的身影。走了不到七百米,我追上了她们一
行。但是我不好突然放慢脚步,便装出冷淡的样子,超过了她们。独自走在前面二十米远处
的汉子一看见我就停了下来。 

“您走得可真快。——正好,天放晴了。” 
我如释重负,开始同这汉子一起走。他不停地向我问这问那。几个女人看见我们谈开了,
便从后面疾步赶了上来。 

那汉子背着一个大柳条包。四十岁的女人抱着一条小狗。年长的姑娘背着包袱,另一个
姑娘提着柳条包,她们各自都拿着大件行李。舞女则背着鼓和鼓架。四十岁的女人渐渐地也
和我搭起话来。 

“是位高中生呢。”年长的姑娘悄声对舞女说。我回过头去,只见舞女笑着说道: 
“是呀,这点儿事我懂得的。岛上常有学生来。” 
这一行人是大岛的波浮港人。他们说,春天从岛上出来后
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